「正尊」の装束準備

4月16日(土)の「正尊」の装束の準備をしました。

全部で14人分の装束です。

 

左から「姉和」「後シテ」「前シテ」「義経」「静御前」「熊井」「江田」

の7人分の装束です。

 

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次は立ち衆の7人分です。

正尊

トリミング

鞍馬天狗の杖

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先月、私の師匠である野村四朗先生に東京で「鞍馬天狗 白頭」のお稽古をして頂きました。

長い杖が持ち運びにくいのと、長い物を持っていて新幹線等で不審物に思われても嫌なので

思い切って 杖を分解して組み立て出来るものに作りました。

組み立てた時、隙間が空かないように気をつけましが、どうしてもあそびが出てきて再調節中です。

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「鞍馬天狗」の準備

3月12日(土)の観世会で「鞍馬天狗」のシテを勤めます。

昨日、子方7人の装束の準備と義経が使う長刀のメンテナンスをしました。

 

長刀は刃や鍔を研いて、つなぎ目のあそびの調節をしました。

 

子方の装束は古いものです。帯などを解いて装束に仕立て直したものが多いです。

祖父や父親の時代に苦労してつくった衣裳かと思うと、

大切にして次世代に受け継がなければいけないと思います。

もちろん、私や私の兄・姉や子どもたちも子方として

この装束を付けて舞台に出演してきました。

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梅まつり勧進御能

平成28年2月28日(日)午後6時 大阪天満宮本殿

奉納前、午後5時45分に、天満宮表大門にて「御門之謡」(ごもんのうたい)の儀が行われました。

御神職が門前の朝陽会館にお迎えにお越し下さり、

その先導を頂き、「翁」の装束を着けた出演者が謡を謡わせて頂きました。

 

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「文化芸術による子どもの育成事業」学校巡回公演 最終週です

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1月からスト―トした「文化芸術による子どもの育成事業」の学校巡回公演も

最後の1週間となりました。

今年は、宮崎・鹿児島から始まり、沖縄渡嘉敷・鹿児島沖永良部・大分・三重・奈良・大阪府内など

に行きました。

最後の週は、大分・宮崎です。

週末に帰宅し、単身赴任のような感じでした。

「鞍馬天狗」

阪神淡路大震災の年、「若手能」で「鞍馬天狗」を舞わせて頂いた時の写真です。
震災後だったので、子方が出演できず稚児が少なかったのを覚えています。
先頭を歩いているのは息子の雄介です。
こんなかわいい時もありました。

今年は第1回観世会で「鞍馬天狗」を勤めさせて頂きます。

3月12日(土)午後1時始まり

場所 大阪能楽会館(中崎町)

お時間がありましたら是非お越し下さい。

チケット購入はこちらでもうかがっております。
どうぞよろしくお願いします。
 
℡ 06-6357-1643 上野雄三 
 メール info@u-yuzo.com
        

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明けましておめでとうございます

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新年おめでとうございます

昨年は、たくさんの方々に支えられて無事終えることができました。

本年も何とぞ、ご支援賜りますようお願い申し上げます。

私は猿年の年男です。60歳を迎え健康に気を付け、また今年は6回シテを勤めさせていただきます。能役者としてこれからも精進して参りたいと思います。

1月2日は上野家の謡初めです。

舞台には、〆縄、鏡板の前には翁飾りをします。

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日本の伝統の美「能装束の美、仕舞・狂言の鑑賞」  終了しました。ありがとうございました。

能の仕舞・狂言の歴史など、解説者と演者の対話でわかりやすく解説します。

 

平成28年1月31日(日)午後1時30分~

場所 朝陽会館

観世流シテ方 上野雄三(重要無形文化財総合指定)

大蔵流狂言方 善竹隆司

進行 能楽コーディネーター 山村貴司

参加費 前売2000円 当日2500円

    サポート会員 1800円 こども・学生 1500円

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上野兄弟

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今年を振り返って・・・

ちょっと季節はずれですが

2015年7月24日 天神祭 奉能船薪能にて

上野兄弟が仕事先で一緒になることはあるのですが、写真で揃うのは珍しい事です。

左から 

シテ方上野雄介(雄三長男)・シテ方上野雄三・シテ方上野朝義・大鼓方上野義雄・シテ方上野朝彦(朝義長男)

 

 

 

「猩々乱 しょうじょうみだれ」

古典芸能 花の競演~さまざまな舞くらべ~ 「猩々乱」 朝陽会館での久しぶりの舞台でした。 ありがとうございました。

面は準備の時2面用意しましたが、古い方を使いました。 古いものには力があります。 「定家」の時もそうでしたが、 昔から先人が使ってきて 受け継がれてきている何かがあるからでしょうか。 今回も面に助けて頂きました。

「猩々乱」は昨年度 兄朝義と二人で「双之舞 そうのまい」を舞わせて頂きましたが、一人での「猩々乱」は、父朝太郎の生存中でずいぶん前の事です。 私が28歳の時に亡くなりましたので、31年以上も前になります。 会場も同じ朝陽会館でした。 ふとそんなことを思い出してしまいました。 05_shojo01[1]ぼかし   05_shojo02[1]ぼかし