第3回上野松颯会定期能楽会 平成30年12月16日(日)午後1時始 終了しました
第3回上野松颯会定期能楽会
12月16日(日)午後1時始
場所大槻能楽堂 大阪市中央区上町A番7号 06-6761-8055
料金 一般4,000円 学生2,000円
仕舞
- 「船弁慶 クセ」 三浦信夫
- 「網之段」 前田飛南子
- 地謡:上野朝義,伊原昇,上野朝彦
能「佛原」ほとけのはら
- シテ:上野雄三
- ワキ:廣谷和夫
- アイ:山口耕道
- 笛:野口亮
- 小鼓:清水晧祐
- 大鼓:山本哲也
- 後見:野村昌司,赤井きよ子
- 地謡:野村四郎,上野朝義,前田飛南子,川中治作,三浦信夫,伊原昇
狂言「宝の槌」たからのつち
- シテ:茂山忠三郎
- アド:山本善之,岡村宏懇
- 後見:山口耕道
仕舞
- 「和布刈」上野朝義
- 地謡:前田飛南子,赤井きよ子,西野翠舟
能「芦刈」あしかり
- シテ:上野雄介
- ツレ:上野朝彦
- ワキ:喜多雅人
- ワキツレ:是川正彦
- アイ:茂山忠三郎
- 笛:斉藤 敦
- 小鼓:上田敦史
- 大鼓:上野義雄
- 後見:野村四郎,上野雄三
- 地謡:上野朝義,野村昌司,川中治作,三浦信夫,赤井きよ子,西野翠舟
あらすじ
〔佛 原〕
都の僧侶の一行(ワキ・ワキツレ)が加賀国 仏原に来ると、一人の女(シテ)が現れます。
女は、いにしえ平清盛に愛されつつも結局は仏の道へと入っていった「仏御前」という白拍子の霊を弔ってくれと頼み、草堂の内へと姿を消します。
実はこの女こそ仏御前の霊だったのです。
やがて、僧の夢に仏御前の霊が在りし日の姿で現れ(後シテ)、その出家した次第を述べ舞を舞います。
そして「この舞が本当の佛の舞という物です。」と謡い消えてしまいます
〔芦 刈〕
都のさる貴人に召し使われる乳母(ツレ)が故郷の難波の浦へ下り、別れた夫日下左衛門(シテ)を捜します。
しかし行方がわからず、里人の勧めで乳母を慰めるため一行は浦の浜市に行きます。
そこで芦売り男に出会い、葦と芦との違いや御津の浜の由来を聞き、芦売り男は興じて、笠づくしの舞を舞って見せます。
そして乳母に芦を買い求められ、乳母の顔を見た芦売り男は、あわてて物陰に隠れてしまいます。
乳母は、この芦売り男こそ別れた夫だと気付き、近づいて話しかけ、お互いに切なさを歌に詠み交わして打ちとけます。
里人はこのめでたい再会を語り、夫は衣服を改めて、和歌の徳を讃え、よろこびの舞を舞い夫婦そろって都に帰って行きます。