古典芸能 花の競演  能「猩々乱」 平成27年12月6日(日)                   終了しました。ありがとうございました。

乱220 乱2221 終了しました。ありがとうございました。

今回のテーマ 『さまざまな舞くらべ』 能、狂言、上方舞の中で同じ題材をもとにして作られた曲をピックアップし、舞くらべをお楽しみいただけます。  

祝言 能 「猩々乱 しょうじょうみだれ」  

シテ 上野雄三

ワキ 江崎欽次朗

笛  斎藤 敦

小鼓 高橋奈王子

大鼓 辻 雅之

太鼓 中田一葉

地謡 上野朝義

地謡 勝部延和

地謡 赤井きよ子  

あらすじ

昔、中国・楊子の里に住む高風(ワキ)という男が夜、潯陽の江(しんようのえ)のほとりで酒を壷に満たして待っていると、海中に住む妖精・猩々(シテ)が姿を現し、酒に酔った猩々は、酒盛りをしながら、波に戯れるように舞を舞います。

  見どころ

通常のこの曲の名前は「猩々」で、シテは「中之舞 ちゅうのまい」を舞いますが、舞が「乱」と呼ばれる緩急のリズム変化が大きな特殊なものに変更される時、曲名も「猩々乱」もしくは「乱」とよばれています。 舞い方も普通の「すり足」ではなく、つま先立ちや抜き足をしたり、足を蹴上げたり、非常に特殊な足遣いを見せます。 そのような足遣いは、波間に浮き沈みし水上を戯れ遊んでいる様子を表しています。 面には、笑みをうかべ酒に酔ったような赤い顔をしている専用面の「猩々 しょうじょう」を使用します。 頭の毛から着ている装束まで全身赤づくしで舞います。