神戸能楽の集い 特別公演 平成28年8月6日(土)終了しました ありがとうございました

川越治子能楽振興基金助成事業

「神戸能楽の集い 特別公演」

平成28年8月6日(土)

15時開演

会場 湊川神社 神能殿

主催 神戸能楽の集い実行委員会

全席自由席 前売り3000円 当日3500円

 

同時公演 10時30分~川越治子能楽囃子教室

(無料) 14時~子ども能楽師による舞台

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上野松颯会定期能楽会 第2回 平成28年7月30日(土)終了しました ありがとうございました

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夏休みおやこ教室 2016年8月3日(水)終了しました ありがとうございました

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大阪観世会定期能 第2回 二十五世観世左近を偲ぶ 終了しました ありがとうございました。

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第12回 和の会 平成28年6月26日(日)終了しました ありがとうございました。

平成28年6月26日(日) 開演午後1時30分(開場1時)

第12回 和の会  於 大阪能楽会館

能 「屋島」 シテ 今村哲朗

狂言「鳴子遣子」 善竹忠一郎

能 「安達原」白頭 長絲之伝 シテ 上野雄三

 
一般  4000円前売  4500円当日
学生  2000円前売  2500円当日

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能 「屋島」 やしま

 都の僧(ワキ)が住僧(ワキツレ)を伴い讃岐国・屋島の浦へと着き、日も暮れてきたので塩屋に立ち寄り待っていると、主である漁翁(前シテ)と若い漁夫(ツレ)が帰ってくる。僧一行は一夜の宿を乞うと断られるが、都の者だと知り懐かしみ泊めてくれる。僧の頼みで漁翁は屋島での源平合戦の様子を語り出す。義経の勇士ぶり、景清と三保谷の錣引、佐藤嗣信が義経をかばって能登守教経の矢先に倒れた最期など、余りに詳しく語る漁翁に旅僧が名を尋ねると、義経の霊であるとほのめかし消え失せる。(中入)

 塩屋の本当の主が現れ屋島の合戦のことを聞き眠りにつくと、甲冑姿の義経の霊(後シテ)が現れ「弓流し」の様を再現し、修羅道での責苦の戦い、また教経相手の激戦の様子を語るが、夜明けとともに消え失せ浦風だけが残っていた。

錣引きとは?

 源氏の大将・義経の名乗りの後、両軍ともに攻めゆき、駆けゆきあうところ。逃げる三保谷四郎を平家の悪七兵衛景清が追いかけて、ついに三保谷十郎の兜の錣(しころ。兜の左右と後とに垂れて首の部分をガードするもの)を引きちぎったという。体が大きくて力持ちだったという平景清の武勇伝。(今村哲朗)

狂言「鳴子遣子」なるこやりこ

   野遊山に出かけた二人の男が、鳥を追う道具を「鳴子」か「遣子」かで、刀を賭けての言い争いになります。茶屋の主人に判定を頼むのですが、さて判定は…。

能 「安達原」 あだちがはら

    紀州那智の山伏、東光坊祐慶(とうこうぼうゆうけい)(ワキ)の一行が、本山を出、諸国行脚の旅に出ます陸奥・安達原にさしかかると、日が暮れてきたので一軒の庵を見つけ宿を乞います。その庵から女(シテ)が一人現れ、宿を貸すことを躊躇しますが、一行の所望に応じて迎え入れます。庵の内で祐慶が見馴れぬ枠桛輪(わくかせわ)(糸繰り車)について尋ねるので、女はそれで糸を繰って見せます。やがて女は、寒くなってきたので薪を集めに山に行こうと言い「留守の間、くれぐれも閨(ねや)の内を見ないように」と言い残し、出かけます。(中入り)

 不審に思った間狂言(能力) (アイ)は山伏達(ワキ・ワキツレ)が、寝入ったのを見て、そっと閨を覗きます。そこは死体が山と重なっています。驚いた能力は、ワキに報告し、恐ろしい光景に肝を潰した祐慶たちは逃げ出そうとします。

 そこへ、鬼の姿となった女後シテ(鬼女)が柴を背負って山から戻り追って来ます。約束を破った恨みを述べて襲いかかるが祐慶の祈りの法力によって祈り伏せられ、夜の闇の中へと消えて行きます。

 「安達原」は「葵上」「道成寺」と共に「三鬼女」と呼ばれ、いずれも後半の場面で般若の面(おもて)をかけた鬼女が山伏または僧侶にいどみかかり、祈り祈られる場面があります。「安達原」の「祈り」は深い恨みで最も強く演ずると云われています。
 今回は白頭 長絲之伝の小書(特殊演出)がついているので前シテの面や装束が変わり、糸を巻く型が変わります。また、後シテは白頭のいでたちになり、謡や動きに緩急がつきます。(上野雄三)

「安達原」は、「道成寺」「葵上」と並ぶ「三鬼女」の一つ。

上野松颯会定期能第1回 5月28日(土) 終了しました ありがとうございました

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定期能312

 登場人物

前シテ・・・女       上野雄三

後シテ・・・山姥      上野雄三

ツ レ・・・遊女(百万山姥)上野朝彦

ワ キ・・・従者      福王知登

ワキツレ・・供の者     是川正彦 喜田雅人

ア イ・・・里人      善竹隆平

      後 見     野村四郎 赤井きよ子

        笛     貞光訓義

        小鼓    成田達志

        大鼓    上野義雄

        太鼓    三島元太郎

        地謡    上野朝義

              小寺一郎

              久保田稔

              植田叔子

              三浦信夫

              伊原 昇

              前田飛南子

              上野雄介

あらすじ

前場

「山姥の山巡りの曲舞(くせまい)」で有名になった百万山姥(ひゃくまやまんば)という遊女(ツレ)は、善光寺参りを思い立ち従者(ワキ) 供人(ワキツレ)と共に旅に出ます

越後と越中の国境に辿りつき里人(アイ)に善光寺への道を尋ねます。

三つの道のうち、阿弥陀如来が通ったとされる上路越(あげろご)えと呼ばれる険しい山道を進んで行くことしました。

すると、昼だというのに急に辺りが真っ暗になり困っていると、突然遊女の前に一人の女(前シテ)があらわれました。

そして「今夜は自分の庵に泊まるよう」声をかけてきます。

その女は自分の庵へ一行を案内し、山姥の曲舞を歌ってほしいと頼みます。 遊女の従者が不審に思い尋ねると、自分こそが真の山姥であると明かし、

「月が昇った頃に山姥の曲舞を謡ってくれたら真の姿を現そう」と言って消えていきます。

〈中入〉

里人は尋ねられて、山姥の素性についての諸説を語り、山姥の一節を謡って、真の山姥の姿を自分にも見せてくれと頼みます。

後場

夜が更け、遊女が所望のままに謡い始めると、山姥(後シテ)が姿を現します。

山姥は、深い山や渓谷を山巡りする真の「山巡りの舞」をみせ自分の生涯を語り、仏法の摂理まで解き明かします。

都に帰ったなら自らのことを語り伝えてほしいと願ったあと、

春は花、秋は月、冬は雪をたずねて山廻りする様を見せて

また行方も知らず姿は見えなくなりました。

 

国立能楽堂5月公演 平成28年5月26日(木)「管丞相」かんしょうじょう 終了しました ありがとうございました

復曲「管丞相」

5月26日(木)午後1時開演

国立能楽堂

 

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第5回 談山能 平成28年5月18日(水)終了しました ありがとうございました。 

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平成28年 第5回 談山能   平成28年(2016)5月18日(水)  

午後1時30分 開演    於:多武峰 談山神社 常行堂

「談山能(たんざんのう)」とは、能楽を大成した観阿弥・世阿弥の本拠地として大切にされてきた、奈良県桜井市にある談山神社(旧・妙楽寺)にて奉納される演能の企画です。

能 談山翁 法会之式     

翁   梅若玄祥  

千歳 片山伸吾     

三番叟 野村万蔵  

面箱 野村虎之介     

笛  杉信太朗  

小鼓 大倉源次郎  脇鼓 清水晧祐 吉阪一郎  

大鼓 大倉慶乃助  

太鼓 井上敬介     

後見  山崎正道 川口晃平     

地謡  大槻文蔵 赤松禎友 上野雄三 寺澤幸祐 大槻裕一

 

仕舞   

自然居士 観世銕之丞   

松風   浅見真州   

百万   大槻文蔵   

通小町  野村四郎

能 三輪     

シテ  観世清和     

ワキ  福王茂十郎     

アイ  野村萬     

笛   藤田六郎兵衛  

小鼓 荒木賀光     

大鼓  山本哲也    

太鼓 観世元伯     

後見  野村四郎 上田公威     

地謡  観世銕之丞 浅見真州 上野雄三 浅見慈一 観世淳夫

閉会 (午後4時30分終了予定)      

 

チケットのお申し込み

お電話(ダンスウエスト 06−6447−1950)か、

ウェブサイト(http://ren-produce.com/tanzan-noh.html )


 談山能
 
 
 

 

神戸能楽の集い 能「正尊」4月16日(土)                      終了しました ありがとうございました。

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第2回神戸能楽の集いご案内

平成28年4月16日(土)開場13:00 開演13:30

能【正尊】狂言【棒しばり】他

於 湊川神社 神能殿

全席自由指定

3500円 当日3800円

 

お問い合わせ先

神戸能楽の集い実行委員会(070−5345−9599)

チケットぴあ(0570−02−9999)

Pコード:449812

g-mail ( kobenougaku@gmail.com )

 

主催:神戸能楽の集い実行委員会

川越治子能楽振興基金助成事業

 

大阪観世会定期能 「鞍馬天狗 白頭」 あらすじ 見どころ      終了しました ありがとうございました

 

観世会3月283

チケット購入はこちらでも受け付けております。

℡06-6357-1643 

メール info@u-yuzo.com 

お問い合わせ などでご連絡下さい。  上野雄三

観世会3月284

鞍馬天狗

あらすじの前に

「鞍馬天狗」は平安時代、義経が子供だった牛若丸時代の話で、鞍馬山で修行をしていたころ遮那王(しゃなおう)とよばれていた時の物語です。

平治の乱で源氏は敗北し、源義朝は討たれ、義朝の妾だった常盤御前は清盛に命乞いされますが、こんどは清盛の妾になります。

義朝と常盤御前との間に生まれた牛若は清盛の息子達と幼馴染の時代を過ごします。牛若は11歳で寺に入れられますが、その理由は

「まだ幼いので処刑しなくても敵になることはない」「寺に入れると遺伝子をつくれない」など、実質的に源氏を根絶やしにできるということだそうです。

能にはいろいろの天狗が登場しますが、 仏法や人に仇をなす天狗が多い中で「鞍馬天狗」の天狗は人を助ける強大な力を持った天狗です。

鞍馬山は平安時代から桜、紅葉の名所として有名で、修験道の霊山でもありました。その山に住む天狗は山の自然そのものとして考えられてきました。

登場人物

前シテ・・山伏  面:直面 (ひためん)

後シテ・・天狗  面:悪尉(あくじょう)  

子方・・牛若丸  

子方・・稚児(数人)

ワキ・・東谷の僧

ワキツレ・・従僧

オモアイ・・西谷の能力

アドアイ・・木葉天狗(数人) 面:見得

 

あらすじ

前場

春の京都、鞍馬山の奥にある僧正が谷(そうじょうがたに)に住む山伏(前シテ)が、花見の宴のあることを聞きつけ、少し離れたところから花を眺めようと見物に行きます。

稚児を伴った鞍馬寺の僧(ワキ・ワキツレ・オモアイ)たちが、花見の宴を楽しんでいると、その場に先の山伏が居合わせていたことがわかります。

よそ者の同席を嫌がった僧たちは、「花見は明日でもよい」と言い、稚児を連れて帰ってしまいました。

ひとりの稚児が残っています。

がっかりする山伏に稚児が

「一緒にお花見をしましょう。」と話しかけてきました。

声をかけられた山伏は、稚児に親しみを感じます。

山伏は稚児の身の上話を聞き、稚児が源義朝の子供で遮那王(しゃなおう)と名付けられた牛若だと察します。

当時は「平家にあらずんば人にあらず」と言われるほど、平氏の全盛期だったので源氏の人々にとってはこの上なく肩身の狭い時代でした。

そんな時代の波に、巻き込まれる幼い牛若に対して、同情の気持ちが山伏の中で募っていきます。

夕暮れが訪れ、山伏は牛若に鞍馬山から見える花の名所を教えます。

牛若が自分に優しくしてくれた山伏に名前を尋ねると、山伏は鞍馬山の大天狗であると名乗り

「平家を亡すべき兵法の奥義を授けよう。また明日会おう。」と言い残して飛び去ります。

後場

その翌日、約束通り大天狗(後シテ)が諸山の天狗を引き連れてやってきました。

いずれも名高い霊山の天狗に囲まれながら牛若への稽古が始まりました。

大天狗は牛若に、自らの師匠である漢の張良(ちょうりょう)が黄石公(こうせきこう)に兵法の秘伝を伝授された話を語って聞かせます。

(張良が秦の黄石公に兵法の秘法を授けられた時、黄石公は張良の忍耐力を試したあと履いていた靴をわざと落とし張良に履かせ、張良の器量を見たという話)

大天狗は牛若に「張良に劣らぬ器量をもっている」と兵法の奥義を授け、牛若を守護することを約束して再び飛び去っていきました。

見どころ

『鞍馬天狗』の見どころはなんといっても花見をする稚児たちの登場です。

前場では、大勢のかわいい稚児の登場や大天狗の化身である山伏と、孤独な牛若丸との師弟の絆が表現されます。

後場では大天狗の勇壮な姿と豪快な動きが見せ場となります。

天狗といえば鼻の高い赤い顔が思い浮かびますが、能の天狗は羽団扇を手にし、「大べし見」という能面の中でも、目や鼻が大きく彫りが深い面をつけた姿で表現されます。

 

白頭という小書(こがき)では、大天狗(後シテ)の頭髪が通常の赤から白になり、役のスケールが大きくなり、鹿背杖(かせづえ)をついて現れます。大天狗が長刀を使うのも小書(こがき)のときだけです。

面も常の「大べし見」から悪尉(あくじょう)などに変わることもあります。

悪尉の悪は、「わるい」の意味ではなく「大きさ」を意味します。